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Live2 1.新たな集い
2007年12月13日 Live2 コメント (2) 打ち切りが散発した猛省。
プロットを相当練りましたがラストはお約束の未定。
他のクロスオーバーの様々なキャラが登場しますが、中身はパラレルだと思ってください。
更新は不定期ですが、二日に一つ、頑張ります。
では久しぶりに、社会人生活が軌道に乗ったところで創作意欲を無計画に吐き出す妄想癖の底が浅い戯言をご覧ください。
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Live:徹底的にリアルを追求した【ゲーム】。
そう、【ゲーム】である、はずだが――。
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そこは、主の心情を表すかのような、暗い、暗い空間だった。
かつては最悪のPK集団、『ゴッドレス』の本拠地として、様々な変質者達を匿っていた『チャットルーム』と呼ばれていた、その空間は、実は一人の女性プレイヤーだけによって作り出されていた。
彼女の名は、【空間のアカシア】。虚ろな眼をした彼女は見えない壁にもたれかかって座っており、そこに会する、『ゴッドレスのメンバーを超えるさらなる変態達』の視界に一切入らない。一切の興味をもたれない。彼女はただのモノとなっていた。
かつて、ゴッドレスという組織があった。彼女は世界の滅びを目指し、その末GMたちによって滅ぼされるという運命を辿った、その殺戮集団のメンバーの一人だった。そして彼女は、そのあっけない結末を辿った組織の首領である【無常】に狂信していた。自身を省みず、GM達の襲撃から逃がすほどに。――かつて。
今、【ゴッドレス】は滅び、ボス【無常】は死んだ。
GMたちによって断罪されたはずの彼女は、その特異なスキルに価値を見出され、生かされた。GMたちと通じているアメツキに助け出された後、『【ゴッドレス】は滅び、ボス【無常】は死んだ』、それだけが彼女の真実になり、これからもずっとそのままだ。
それでも、彼女は【無常】が帰れる空間を作った。
僅かにも残っていない希望に、かけて。
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「では自己紹介を始めよう。
俺は『アメツキ』。特に通り名は無い。好きに呼んでくれていい。この組織を立ちあげたのは一応俺だが、別にボスとかはやりたくない。好きにやってくれていい。表向きはシムシの諜報員をやっている。とにかく世界が退屈でたまらない。以上だな」
真っ暗な空間から、青白い軽鎧を纏った眠そうな瞳をした人物が浮き上がった。彼はどうみても、『どこにでも居るシムシ諜報員』だった。そういうのは、おかしな言い方かもしれない。だが、それなりに努力して、それなりに特異な力を持ち、それなりの個性で、それなりの評価を受けている。そのどれもが、突き抜けていない。
なのに何故、Live史上最も異質とまでいわれるようになる、変質変態変人集団を彼は作ることができたのか。
その瞳にうつるものがないのが、答えなのかもしれない。
アメツキは軽く会釈をして闇にまた消え、代わりに光がないのに輝く銀髪と、ルビーの瞳を持った、華麗な召喚士がその舞台に現れた。
「初めまして皆さん。銀です」
万人が見て、誰もが不快な思いをしない、最高の笑顔で、現在の衆の長である『周』、その親友であるといわれていた『銀』が、現れた。
プロットを相当練りましたがラストはお約束の未定。
他のクロスオーバーの様々なキャラが登場しますが、中身はパラレルだと思ってください。
更新は不定期ですが、二日に一つ、頑張ります。
では久しぶりに、社会人生活が軌道に乗ったところで創作意欲を無計画に吐き出す妄想癖の底が浅い戯言をご覧ください。
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Live:徹底的にリアルを追求した【ゲーム】。
そう、【ゲーム】である、はずだが――。
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そこは、主の心情を表すかのような、暗い、暗い空間だった。
かつては最悪のPK集団、『ゴッドレス』の本拠地として、様々な変質者達を匿っていた『チャットルーム』と呼ばれていた、その空間は、実は一人の女性プレイヤーだけによって作り出されていた。
彼女の名は、【空間のアカシア】。虚ろな眼をした彼女は見えない壁にもたれかかって座っており、そこに会する、『ゴッドレスのメンバーを超えるさらなる変態達』の視界に一切入らない。一切の興味をもたれない。彼女はただのモノとなっていた。
かつて、ゴッドレスという組織があった。彼女は世界の滅びを目指し、その末GMたちによって滅ぼされるという運命を辿った、その殺戮集団のメンバーの一人だった。そして彼女は、そのあっけない結末を辿った組織の首領である【無常】に狂信していた。自身を省みず、GM達の襲撃から逃がすほどに。――かつて。
今、【ゴッドレス】は滅び、ボス【無常】は死んだ。
GMたちによって断罪されたはずの彼女は、その特異なスキルに価値を見出され、生かされた。GMたちと通じているアメツキに助け出された後、『【ゴッドレス】は滅び、ボス【無常】は死んだ』、それだけが彼女の真実になり、これからもずっとそのままだ。
それでも、彼女は【無常】が帰れる空間を作った。
僅かにも残っていない希望に、かけて。
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「では自己紹介を始めよう。
俺は『アメツキ』。特に通り名は無い。好きに呼んでくれていい。この組織を立ちあげたのは一応俺だが、別にボスとかはやりたくない。好きにやってくれていい。表向きはシムシの諜報員をやっている。とにかく世界が退屈でたまらない。以上だな」
真っ暗な空間から、青白い軽鎧を纏った眠そうな瞳をした人物が浮き上がった。彼はどうみても、『どこにでも居るシムシ諜報員』だった。そういうのは、おかしな言い方かもしれない。だが、それなりに努力して、それなりに特異な力を持ち、それなりの個性で、それなりの評価を受けている。そのどれもが、突き抜けていない。
なのに何故、Live史上最も異質とまでいわれるようになる、変質変態変人集団を彼は作ることができたのか。
その瞳にうつるものがないのが、答えなのかもしれない。
アメツキは軽く会釈をして闇にまた消え、代わりに光がないのに輝く銀髪と、ルビーの瞳を持った、華麗な召喚士がその舞台に現れた。
「初めまして皆さん。銀です」
万人が見て、誰もが不快な思いをしない、最高の笑顔で、現在の衆の長である『周』、その親友であるといわれていた『銀』が、現れた。
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