「アイゼン! まだか、周!」
あぐらをかいて座っていた周が、眼を瞑り術を展開しようとしていたことを皆さんご存知だったろうか。
「急くな。今、完了した」
周を中心として、コロシアム全体をカバーするほどの巨大な円と文字が展開された。カイドでよく見かけるような、魔法陣ではない。それはもっと堅苦しい形式ばったのものであると、アトラは感じた。
「展開、完了。指定、三名、アトラ、アイゼン、周、完了。スキル発動準備――完了。スキル発動。いけるが、アトラ?」
「よしやれすぐやれいますぐやれ」
「見るがいい、そして慄くがいい! スキル発動【共有】!」
周が全ての詠唱を終えた瞬間、巨大な円、文字から見えないエネルギーが放出され、周の長い赤髪を逆立てさせた。アトラとアイゼンもそのエネルギーを感じ、今までにない感覚を味わう。
「少し気持ち良いのが、また嫌じゃな……」
アトラがぶつくさ言いながらも、空中で衝突するアイゼンと【無神】の元へと跳び向かった。もちろん凄まじいエネルギーの衝突は今も続いていた。
「さて、わしも行くぞ……! 【絶対領域】!」
白と赤の領域に、緑が飛び込むカタチになりましたとさ。
あぐらをかいて座っていた周が、眼を瞑り術を展開しようとしていたことを皆さんご存知だったろうか。
「急くな。今、完了した」
周を中心として、コロシアム全体をカバーするほどの巨大な円と文字が展開された。カイドでよく見かけるような、魔法陣ではない。それはもっと堅苦しい形式ばったのものであると、アトラは感じた。
「展開、完了。指定、三名、アトラ、アイゼン、周、完了。スキル発動準備――完了。スキル発動。いけるが、アトラ?」
「よしやれすぐやれいますぐやれ」
「見るがいい、そして慄くがいい! スキル発動【共有】!」
周が全ての詠唱を終えた瞬間、巨大な円、文字から見えないエネルギーが放出され、周の長い赤髪を逆立てさせた。アトラとアイゼンもそのエネルギーを感じ、今までにない感覚を味わう。
「少し気持ち良いのが、また嫌じゃな……」
アトラがぶつくさ言いながらも、空中で衝突するアイゼンと【無神】の元へと跳び向かった。もちろん凄まじいエネルギーの衝突は今も続いていた。
「さて、わしも行くぞ……! 【絶対領域】!」
白と赤の領域に、緑が飛び込むカタチになりましたとさ。
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