ある青空の澄んだ日のことである。

 以前阿呆みたいな戦いが行われたシムシ首都アレクサンドルコロシアムにまた、阿呆みたいな戦いが開かれようとしていた。

 照明の電源がONされ、高電圧が数十とある巨大なスポットライトに流れる音を観客は聞いた。コロシアム中央の、白スーツに赤い蝶ネクタイを締めた男が、マイクを必要以上に高々と上げて、こう言った。

「レディースエーンドジェントルメーン。ここ、アレックサンドルコロッセウムにお越しの暇人の皆様! ようこそ! 私は今回の『第一回LIVE天下一武道会』の司会を務めさせていただきます! 『フルファイア』です!
 昔はPKを少々嗜んでおりましたがご安心下さい! こんな面白そうなものの司会ができるということなので現在はPKをしないただのフルファイアとなっておりますので!
 さて、早速今回の大会のルールを説明します。こらっ、そこっ、『フルファイアキャラ違うくね?』とか言わない。このごろ方向性を考えている最中なんですから!
 ごほん! さて、気を取り直して続けます!

 『今大会は作者の気まぐれと暇な時間の積によって求められる』 はい! これを説明いたしますと、『気まぐれ』×『暇な時間』=今大会、ということになります。今大会はLIVEキャラ総出演となる予定ですので、当然今回だけでは終わりません。連載の途中に、番外編として突然現れることもあるかもしれません。そこ、連載進んでないとか言わない!

 さて、ルールの説明は疲れました! 後付けとかそんな事情もあるのでルール説明を終えます! ちなみに選手達の対戦の組み合わせも、作者の気まぐれによって決まります! で、そんなグダグダな戦いの記念すべき第一戦目は!」

 照明が司会から離れ、それぞれコロシアムの端と端を対角線上に照らした。コロシアムの門の前に、二人のプレイヤーが立っていた。

 LIVE天下一武道会第一戦。

 無神【第三形態】VS現役の頃のアイゼン・周・アトラ

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