お疲れ様会

周：「適当にやるよ」
アトラ：「いきなりひどい発言じゃな」
周：「おれはアトラほど暇じゃない」
アイゼン：「私のチーズケーキ食ったのは誰だ」
アトラ：「にゃにおう。心外にも程があるのう。ワシだって色々忙しいんじゃよ」
アイゼン：「私のチーズケーキ」
周：「よく言ったものだ。おれは視たぞ。側近たちの監視の目を掻い潜り、フォロッサ大図書館で大好きなジョジョを三周ほど読んでいたのを」
アイゼン：「冷蔵庫に置いておいた……」
アトラ：「お主ィィ！　くだらんことを視おって！　本当にお主の未来視は役にたたんのぉ！」
アイゼン：「黄色く美しい扇形の物体――」
周：「なんだと！　やるきか！」
アイゼン：「チーズケーキがないんだ」
アトラ：「波動をぶち込んでやる！」
周：「いけっ！　ヒラタっ！」

アイゼン：「我のチーズケーキッ！」

アトラ・周：「ぎゃあああああ！」
アイゼン：【絶対領域】
アトラ：「落ち着けアイゼェェン！　チーズケーキごときで黒化するなァァ！」
周：「うおおおお！　おれの密かな自慢の長髪が一部消滅したぞォォ！　シャレにならん！」

アイゼン：「チイイィズケェェエエキィィィ」

アトラ：「お主は子供かぁっ！？　学校から帰ってきてから食べるのを楽しみに待っておったのか！？」
周：「言っておくがおれ達が食ったんじゃないぞ！　本当だぞ！」

　結局、口の周りにチーズケーキのカスをつけていたのは、尻尾を上機嫌に振りながら、とことこと歩いていたシロトラだったという。