130.遭

2007年4月28日 LIVE
 プレイヤー三名の昇天を背に、【無神】はデュマの町へと向かっていた。

「不味い」

 【無神】は不機嫌そうに呟いた。

(魔力・体力・スキル共に規定値には達していない。安全圏ではない。約五百。この敵の数は流石に危険か? ――否)

 一瞬の思考。結論。

(喰えば魔力・体力・スキル共に上昇する。問題はないか)

 第二波である砲撃を掻い潜り、【無神】は一気に加速、

 しようとした。

 目の前に立ちはだかる影。

 それを、『懐かしい』と思った自分に、

 自分で戸惑った【無神】が、

 確かに そこに いた。

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