「雷と炎と水を混ぜやがった! 狂ってやがる!」
表現しがたいカオスな色と、人間では可聴できない音が、その辺り一帯を包み込み
「馬鹿が! 自滅したか! ぐへへ!」
実は物凄くレアな黒のローブをボロボロにしながら
「自分の力を過信しやがって!」
防御系自動発動アイテムを全て使い切りながら
「ぐへへへへへ!」
それでもオルゾフは地面を転がり、生きていた。
「チッ! 砂煙で何も見えねえ! 野郎、無茶苦茶しやがって!」
実は結構分の悪かった戦いが、予想外に早く終わった安心からか、自然とオルゾフの悪態をつく声は大きくなっていた。
「そこか」
その三文字は、オルゾフの耳にそれはそれは不気味に響いたらしい。
---------------------
アイゼンはツーハンデッドソードを両手で強く握り、その刀身に黒いオーラを纏わせた。
(うーん、実は未だによくわからないんじゃよなぁ……。あやつの【絶対領域】……。反射系かと思えば、触れただけでダメージもあるようじゃし……攻撃系バリアと呼ぶべきか……)
「んなモン反則じゃろうが!」
アトラの叫びも全く聞かず、アイゼンはさらにツーハンデッドソードに黒いオーラを纏わせる。元々大きなソードが、さらに巨大な黒いオーラ剣へと変わっていく。
「……我の魔法系バリアを貴様は一度全て破壊したことがある」
「そういえばそうじゃったかな?」
「……危険だ」
「……ほう、ならどうする?」
時が止まる。振り上げられたアイゼンの黒剣。次の一コマ、クサモチの起こした巨大な爆発と、その剣をアイゼンがアトラに振り下ろしたタイミングが重なった。
表現しがたいカオスな色と、人間では可聴できない音が、その辺り一帯を包み込み
「馬鹿が! 自滅したか! ぐへへ!」
実は物凄くレアな黒のローブをボロボロにしながら
「自分の力を過信しやがって!」
防御系自動発動アイテムを全て使い切りながら
「ぐへへへへへ!」
それでもオルゾフは地面を転がり、生きていた。
「チッ! 砂煙で何も見えねえ! 野郎、無茶苦茶しやがって!」
実は結構分の悪かった戦いが、予想外に早く終わった安心からか、自然とオルゾフの悪態をつく声は大きくなっていた。
「そこか」
その三文字は、オルゾフの耳にそれはそれは不気味に響いたらしい。
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アイゼンはツーハンデッドソードを両手で強く握り、その刀身に黒いオーラを纏わせた。
(うーん、実は未だによくわからないんじゃよなぁ……。あやつの【絶対領域】……。反射系かと思えば、触れただけでダメージもあるようじゃし……攻撃系バリアと呼ぶべきか……)
「んなモン反則じゃろうが!」
アトラの叫びも全く聞かず、アイゼンはさらにツーハンデッドソードに黒いオーラを纏わせる。元々大きなソードが、さらに巨大な黒いオーラ剣へと変わっていく。
「……我の魔法系バリアを貴様は一度全て破壊したことがある」
「そういえばそうじゃったかな?」
「……危険だ」
「……ほう、ならどうする?」
時が止まる。振り上げられたアイゼンの黒剣。次の一コマ、クサモチの起こした巨大な爆発と、その剣をアイゼンがアトラに振り下ろしたタイミングが重なった。
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