夕方。プロの街並みは夕焼け色に染まっていた。
「何しにいくの?」
「とりあえず、もう一度仲間に会いにいきます。何も言わずに別れてしまいましたからね。ザクロさんには何度もお世話になりましたし、ポチさんは本当に少しの間しか一緒にいませんでしたし、クサモチさんは微妙でしたけれど、私がまたあの人たちに会いたいんです。理由はそれだけでいいですよね」
「そう……うん、いいね。ん……ポチ……? どこかで聞いたような……まあいいや、ならこれを持ってって」
シンカさんに渡されたのは、大きさがバラバラな三枚の紙だった。
「すぐに出発したいんでしょう? それは道中で読んでね。きっと役に立つと思うから」
「あ、ありがとうございます」
ヒヒンと懐かしい鳴き声が聞こえた。すっかり元気になったトゥエルが、少し息を弾ませながら私の傍まで歩いてきた。
「本当に、ありがとうございました」
「ふふ……それはその紙に書かれていたことを読んでから言ってね」
トゥエルに乗る。怪しい笑みを残したシンカさんと別れる。まだ私はこの世界から逃げたい? わからない。考えたい。
プロの街並みを見る暇もなく、出発する。今からプロを出発すれば、夜になってしまうだろう。
「いいかな? トゥエル」
「ヒヒン!」
どうやら、いいようだ。
プロを出た。トゥエルにはまだ無理をさせることはできない。ゆっくりと歩くような速度で、私とトゥエルは衆を目指す。
一枚目の小さく長細い紙を見た。思わず笑ってしまった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・治療費(【レア】な生命力回復アイテム等。パートナーの回復アイテム等)
・宿代(倉庫のため20パーセント引き)
・スクロール代(衆→プロのテレポートスクロール)
・励まし代(私の真心なので無料)
出世払いでヨロシク。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・ロッカク堂
プロの町××通り△△丁目
営業時間・7:00〜20:00のうち6時間から8時間ぐらい
レアアイテムいろいろ買い取ります
(買取不可物品有・査定依頼はお気軽に)
雑貨もついでにいろいろ置いてあります
ちょっとした休憩にもどうぞ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
レシートだった。
「何しにいくの?」
「とりあえず、もう一度仲間に会いにいきます。何も言わずに別れてしまいましたからね。ザクロさんには何度もお世話になりましたし、ポチさんは本当に少しの間しか一緒にいませんでしたし、クサモチさんは微妙でしたけれど、私がまたあの人たちに会いたいんです。理由はそれだけでいいですよね」
「そう……うん、いいね。ん……ポチ……? どこかで聞いたような……まあいいや、ならこれを持ってって」
シンカさんに渡されたのは、大きさがバラバラな三枚の紙だった。
「すぐに出発したいんでしょう? それは道中で読んでね。きっと役に立つと思うから」
「あ、ありがとうございます」
ヒヒンと懐かしい鳴き声が聞こえた。すっかり元気になったトゥエルが、少し息を弾ませながら私の傍まで歩いてきた。
「本当に、ありがとうございました」
「ふふ……それはその紙に書かれていたことを読んでから言ってね」
トゥエルに乗る。怪しい笑みを残したシンカさんと別れる。まだ私はこの世界から逃げたい? わからない。考えたい。
プロの街並みを見る暇もなく、出発する。今からプロを出発すれば、夜になってしまうだろう。
「いいかな? トゥエル」
「ヒヒン!」
どうやら、いいようだ。
プロを出た。トゥエルにはまだ無理をさせることはできない。ゆっくりと歩くような速度で、私とトゥエルは衆を目指す。
一枚目の小さく長細い紙を見た。思わず笑ってしまった。
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・宿代(倉庫のため20パーセント引き)
・スクロール代(衆→プロのテレポートスクロール)
・励まし代(私の真心なので無料)
出世払いでヨロシク。
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プロの町××通り△△丁目
営業時間・7:00〜20:00のうち6時間から8時間ぐらい
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