「■△※◎×!?」
なんとか悲鳴を口の中で止めて、私は大慌てしながら後ろを振り向いた。
(しーっ)
そこには小さな口の前で指を一本立てて止めている、ザクロさんがいた。どうやら私の首に手で触れたのは、ザクロさんだったようだ。
(何をやっているんですか、こんなところで。どうやってこんなところまで入って来たんですか?)
どうやらザクロさんは、私が侵入者だということに気付いているようだ。それでも、私のことを気遣い、兵士にはまだ報告していない様子。なるほど、これなら危険を感じないわけである。
ザクロさんなら、協力してくれるかもしれない。
(ちょっと、カイドの王と会ってみたいと思いまして)
これは、半ば嘘だ。が、これ以上に真っ当な理由は思いつかなかった。
(まずいですよ。今お城は、シムシのプレイヤーに襲撃されて、殺気立っているんですから)
やはり、襲撃されていたのか。……あれ?
(……シムシ?)
私は思わず、ザクロさんに聞き返してしまった。
なんとか悲鳴を口の中で止めて、私は大慌てしながら後ろを振り向いた。
(しーっ)
そこには小さな口の前で指を一本立てて止めている、ザクロさんがいた。どうやら私の首に手で触れたのは、ザクロさんだったようだ。
(何をやっているんですか、こんなところで。どうやってこんなところまで入って来たんですか?)
どうやらザクロさんは、私が侵入者だということに気付いているようだ。それでも、私のことを気遣い、兵士にはまだ報告していない様子。なるほど、これなら危険を感じないわけである。
ザクロさんなら、協力してくれるかもしれない。
(ちょっと、カイドの王と会ってみたいと思いまして)
これは、半ば嘘だ。が、これ以上に真っ当な理由は思いつかなかった。
(まずいですよ。今お城は、シムシのプレイヤーに襲撃されて、殺気立っているんですから)
やはり、襲撃されていたのか。……あれ?
(……シムシ?)
私は思わず、ザクロさんに聞き返してしまった。
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