さらに警備は厳しくなっていく。が、私には危険が解る。つまり、安全も解る。兵士達を危なげなくやりすごす。
……行ける。物陰から先の様子を窺う。一際大きな階段がある。その上には大きな扉。おそらく、そこが王の間だ。間取りも巨大な雷が出た場所と一致している。王の間でなんらかの事件が起きたのは間違いがない。
流石に、王の間へ、カイド兵に見つからず入ることは不可能なようだった。警備兵が二人、扉の前に立っている。二人とも、とても私では敵うレベルの相手ではない(危険察知A)。間違いない。
……どうする?
……どうしよう?
殺すことは、もちろんできない。二重の意味でできない(私はプレイヤーを殺したくないし、警備の二人はかなり強いので殺せない)。かといって、戦わずに済むとは思えない。諦めるつもりもない。
……私はこんなに、無鉄砲だったかなあ……。……いいや、違ったはずだ。絶対、あの人の影響だ。ブツブツ。
王の間の様子をちらちらと物陰から窺いながら、困っていると、ひんやりとしたものが私の首に触れた。
……行ける。物陰から先の様子を窺う。一際大きな階段がある。その上には大きな扉。おそらく、そこが王の間だ。間取りも巨大な雷が出た場所と一致している。王の間でなんらかの事件が起きたのは間違いがない。
流石に、王の間へ、カイド兵に見つからず入ることは不可能なようだった。警備兵が二人、扉の前に立っている。二人とも、とても私では敵うレベルの相手ではない(危険察知A)。間違いない。
……どうする?
……どうしよう?
殺すことは、もちろんできない。二重の意味でできない(私はプレイヤーを殺したくないし、警備の二人はかなり強いので殺せない)。かといって、戦わずに済むとは思えない。諦めるつもりもない。
……私はこんなに、無鉄砲だったかなあ……。……いいや、違ったはずだ。絶対、あの人の影響だ。ブツブツ。
王の間の様子をちらちらと物陰から窺いながら、困っていると、ひんやりとしたものが私の首に触れた。
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