「お前、初心者じゃないのか? 今は危ない……」
門の前で待機していた兵の声を無視して、私は北西門から外に出た。
「おいっ!」
「放っておけ。持ち場を離れるわけにはいかない」
そんな話し声が後ろから聞こえた。
門から二百メートル程離れたところに、鋼と白と青色が規則正しく並んでいた。縦四列、横約百列一隊が、約十隊。それぞれが装備する鎧や武器は違ったが、全員シムシの軍兵であることは間違いがなかった。最前列の前に、一メートル程の高さの台が置いてあった。その横には大砲のようなものが十門置いてある。
台の上にはアイゼンさんと、七人の上級者らしきプレイヤーが見えた。左から三番目には3さんが居る。
“ただいまよりアイゼン様の言を代理させていただく”
脳に直接響く声。おそらくテレパシーというヤツだろう。
“我が国と民を守れ、以上”
瞬間、大地を揺るがすようなシムシ軍の雄叫び。
門の前で待機していた兵の声を無視して、私は北西門から外に出た。
「おいっ!」
「放っておけ。持ち場を離れるわけにはいかない」
そんな話し声が後ろから聞こえた。
門から二百メートル程離れたところに、鋼と白と青色が規則正しく並んでいた。縦四列、横約百列一隊が、約十隊。それぞれが装備する鎧や武器は違ったが、全員シムシの軍兵であることは間違いがなかった。最前列の前に、一メートル程の高さの台が置いてあった。その横には大砲のようなものが十門置いてある。
台の上にはアイゼンさんと、七人の上級者らしきプレイヤーが見えた。左から三番目には3さんが居る。
“ただいまよりアイゼン様の言を代理させていただく”
脳に直接響く声。おそらくテレパシーというヤツだろう。
“我が国と民を守れ、以上”
瞬間、大地を揺るがすようなシムシ軍の雄叫び。
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