幸せ

2006年2月20日
牛はかわいそうだ。
ハンバーガーにかぶりつきながら、僕は思った。
食用牛は生まれたときから食べられることが決まっていて、おいしくなるために太らされる。
よく成長し、よく太ったら、殺され、食べられる。
生まれたときから肉の製造ラインに入っているのだ。
そんなことを考えながらも僕は普通にハンバーガーを食べる。
牛がかわいそうでも僕はその行為をやめることはない。
牛のことなど人間の欲である『食べる』ことをやめるに値しないからだろうか。

誰もこの先死が待っている農場の牛など気にはしない。

そんなことを考えながらファーストフード店を出る。
おなかが一杯で、幸せだ。

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